CASE:01
Q
いつも通り熱処理をしたのに、部品が早期破損してしまった。
破損した部品を調査したところ、多少硬くはなっているものの、指定の硬さには足りていないことが分かった。
原因を知りたいがどうしたら良いか?
対象ワーク:自動車関係部品
A
正常品と破損品に対して、材料分析を実施し、破損品が異材では無いかの確認を行った。
CASE:02
Q
部品の面圧を上げるために組織を微細マルテンにしたい。
現状は残留オーステナイトの量が少し多めなので、これも少なくする方向で焼入して確認したい。
対象ワーク:産業機器業界部品
A
ワークに熱電対を取り付け、水準(出力・時間)を振って加熱表面温度を950℃以内になるように焼入、組織観察を行った。
CASE:03
Q
ロットにより、焼割れする場合と、焼割れしない場合が発生。また焼割れ箇所が特定の部位に集中していた。焼入れに起因する割れではないとは思うが、念のため、焼入後の上記の特定部位の状態を調べてみたい。
対象ワーク:自動車関係部品
A
焼割れしたワークの組織検査を実施。さらに、残量応力測定装置にて特定部位の残留応力を確認した。