IH熱処理によるソリューション事例

IH熱処理のエキスパートとしてつねにお客様の抱える技術的課題の解決に取り組んできた富士電子工業。
最近のソリューション事例をご紹介します。

事例3 電気代を削減したい

最新型インバーターで効率改善

今、お使いのインバーターはトランジスタ式でしょうか?
もし、真空管式やサイリスタ式インバーターをお使いでしたら、最新式のトランジスタ式インバーターへの入替えをお奨めします。

真空管式発振器の変換効率は約60%です。投入された電気のうち約半分は、ワークに投入されることなく、熱損失として消費されています。
富士電子工業の最新式のトランジスタ式インバーターの場合、効率は約95%を超えています。熱損失が少ないという事は、すなわち冷却機器の消費電力も少なくなるので、単純に同じ仕事量で比較した場合、真空管式とトランジスタ式では消費電力が約1/2になります。

2台のインバーターを1台にまとめ、電気代を削減

既にトランジスタ式のインバーターをお使いでも、2台以上のインバーターを同時稼働させている場合、1台にまとめることで契約電力を下げられる可能性があります。

改善前の電気使用量のグラフ1の青い線がインバーターAの電力使用状況、赤い線がインバーターBの電力使用状況です。
2台のインバーターがそれぞれ別々に動いているので、ピーク電力量はインバーターA+インバーターBとなり、緑の点線であらわされる数値となります。

電力代の内訳に関して、契約電力は大きなウェイトを占めています。
月々の電気代は契約電力+従量料金。従量料金は使用した分にかかる料金ですが、契約電力は固定費として使っても使わなくても毎月同じ金額がかかります。
一般的に契約電力は、過去一年間に使用したピーク電力を基準にして決まります。
つまり、ピーク時の電力を平準化することによって契約電力としての固定費を減らすことができます。

今回のケースでは、2台のインバーターを1台にまとめ、切り替えて交互発振することで、ピーク時の電力使用量を抑えています。(グラフ2)
富士電子のインバーターは、品物に最適な周波数を複数発振させることができます。
2台導入する場合に比べて、初期投資も抑えられますし、省スペースにも寄与します。

■計算例/電気料金の内訳
電力使用量: 66000kWh
電力料金: 17.2円/kWh
契約電力: 1733.40円/kW

(※6000V受電 関西・東京・中部電力の電気代平均値より算出)

改善前

従量料金 66000(kWh)×17.2(円)=1,135,200円
契約電力 350kW×1,733.40(円/kW) =606,690円
合計 1,741,890円

改善後

従量料金 66000(kWh)×17.2(円)= 1,135,200円
契約電力 200kW ×1,733.40(円/kW) =346,680円
合計 1,481,880円

1,741,890円 - 1,481,880円260,010円

月あたり 260,010円、年に 3,120,000円 の削減効果があります。

  • グラフ1 改善前の電気使用量

    グラフ1 改善前の電気使用量
  • グラフ2 改善後の電気使用量

    グラフ2 改善後の電気使用量
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